代表あいさつ

これから楽交代表 尾崎文彦
これから楽交 代表
尾崎 文彦

わたしは鍼灸治療を通じて人の暮らしに欠かせない健康サポーターとして日々を送ってきました。しかし長年携わっているこの仕事において最近感じるのは、ある段階で患者さんの気持ちに変化があることに気づいたのです。
ある変化とは、私たち鍼灸師はどの段階でも健康へのスパイラルを意識しますが、人の身体、とくに生命の部分においてはそのスパイラルは必ずしも同じ方向を指していないのではないかと思うのです。ときにそのスパイラルを信じて行うことが、逆行していると感じるのです。この段階に入ると人は考え方や過ごし方、食事はもちろん、生活が少しずつ変化していくのです。この変化に気づかずにいると、患者さんは不安を持ち始めるのです。

人(身体)は健康に向かう時期と、最期に向かう時期を知っているのかも知れません。私たちは長い生命活動の旅の最後が訪れたとき、その先の旅支度をせねばなりません。いつの日からかそれはある種の形体に固執してしまい、本質的な部分が置き去りになってしまったように感じるのです。家族で相談できない風潮からも伺えます。古より畏れ触れることなかれといったところでしょう。しかし現代はそうした考えは重んじられる必要はないと考えるべきです。家族は小さな核へと分化を果たし、情報と自由を中心とした暮らしが既にあるのですから、最期の儀式にだけイニシエやオソレがあるのは滑稽なのです。そこでこうした旅立ちの儀式である葬儀固定概念から脱却すれば、逝き方を考える自由が生まれるのです。もっと言えばその人の生き方さえ表現されるのではないかと確信するのです。
これから楽交では最後の自由、最後の自己主張として、本質的な自由や人間の価値を表現できる場づくりと、これを新たなる葬送のあり方と位置づけた文化拡大の活動を目的として創設するに至りました。
 
以上

平成26年6月5日
尾崎 文彦

あなたの街のこれから楽交

地域において互いに助け合い、学び合える各地の「これから楽交」

講座・ワークショップ

これからの「生き方」と「逝き方」を楽しく学びあいましょう。

リンク用バナーについて